2026/10/03

辻村深月『かがみの孤城』ネタバレ含む

 


最近また読書をするようになりました。

辻村深月さんはデビュー当時よく読んでいたのですが、程なく読書そのものから離れていた期間が長くありここ15年位の作品は追えずにいました。

最近とある方と小説の話をする機会があり、久しぶりに読んでみようかなと思った次第です。

辻村深月さんの作品を一先ず10作品ほど読ませていただいたので順次感想をアップしていこうと思いますが、まずはこちらの作品の感想をアップさせていただきます。


こちらは辻村深月さんらしく物語の中心人物が中学生でちょっとファンタジーの混ざった作品。

デビュー作の『冷たい校舎の時は止まる』と似たテイストかな?と思いました。


本作の最大のトリックは城に集められた7人が「異なる時代の同じ中学校の在学生(一名除く)」と言う点だと思いますが、確かに読み返すとちょっとヒントになる描写もあって流石だなぁと思います。

辻村作品の好きな点の一つとして、殆どの作品が温かみのある終わり方をしていることがあるのですが、この作品も例にもれず希望を感じさせる良い終わり方をしています。

7人が全員繋がるわけではなく、AさんとBさん、CさんとDさんみたいにいくつかペアが出来るような感じになるのですが、繋がり方が凄く良かったです。


ちなみにこちらを読了した後劇場版も観ました。

原作読了済みだと脳内保管が強く働くので支障ないですが、原作読まずに観ると中々感情移入しづらそうですね。