2026/10/15

辻村深月『嘘つきジェンガ』ネタバレ含む

 


3つの「嘘つき」の物語。

こちらは短編集です。

短編ながらどれも濃密で面白かったですね。


『2020年のロマンス詐欺』は辻村作品らしい若者の純真さを描いた作品で凄く青臭い主人公なのですが個人的に好きでしたね。

『五年目の受験詐欺』は裏口入学を扱った話で、でも本当に裏口入学出来てたの?みたいな謎を巡った面白い内容です。

『あの人のサロン詐欺』はとある漫画家が好きすぎて、ネット上でなりすましてしまって、とうとうサロンまで開催するようになってしまった人の物語。

凄くぶっ飛んだ内容ですが謎のリアリティがあってとても面白いです。


読んだのが少し前でストーリーがうろ覚えになってしまっているのでまた図書館で借りてこようかな。

2026/10/12

辻村深月『闇祓』ネタバレ含む

 


辻村作品としては珍しく純ホラーなテイストの作品。

一見短編集かな?と思うくらい各章の繋がりを感じないのですが、最終章でしっかり繋がります。

日常的だけどちょっと「ぞっとする」話や完全にホラーな話まで色々織り交ぜており、それぞれ全く違和感なくて凄く読み応えありました。

実は完全にジャケ借(図書館で借りたので)だったのですが、これは良い作品だったと思います。

2026/10/11

辻村深月『島はぼくらと』ネタバレ含む

 


とある島に住む4人の高校生を中心とした、島で起こるいくつかのちょっとした事件の話。

辻村作品としては比較的緩い雰囲気のもので、作者の得意な?中高生女子のドロドロした心理描写もなく安心して読める作品です。

盛り上がる展開が少なく物足りなさを感じる人もいそうですが、個人的にはかなり好きな部類でした。

起承転結がしっかりしている感じで、最後のシーンもとても好きですね。

2026/10/06

辻村深月『青空と逃げる』ネタバレ含む

 


ダブル不倫をした役者の夫が行方不明になり、その相手(芸能人)は自殺。

残された妻と息子は不倫相手の芸能事務所に追われる身となり各地を転々と逃げる話。


逃げた各所の話はそれぞれ良い話だったりするのですが、肝心の何で逃げるのかって部分の描写が弱くて説得力に欠ける印象でした。

あと本作最大のトリックで「息子が父親の連絡先を知っている」と言うのがあるのですが(妻は知らない)、それなら息子はそんな行動とらんだろとか思う箇所がいくつかありますし、主人公である妻がよくある「物語の展開のために無理矢理アホにさせられた人」みたいな感じでとにかく全体の流れの説得力が弱く感じました。

先に書いた通り各地でのエピソード自体は良いものが多いので余計にこの骨組みに対する違和感は強かったですね。

各地を転々とする展開は『朝が来る』の片倉ひかりパートに近いものを感じましたが、リアリティは圧倒的にあちらが上だと思います。

2026/10/05

辻村深月『朝が来る』ネタバレ含む

 


養子縁組を題材にした物語で、若すぎる年齢での出産により子供を手放すしかなかった女性(片倉ひかり)と、子宝に恵まれず悩み苦しんでいた所に養子縁組の話が来てそれを受けた家族(栗原家)のお話。

前半は養子を迎える家族のパート、後半は養子に出すしかなかった女性のパートでがっつり分かれている構成なのですが、後半が基本的に好きですね。

決して読んでいて気持ちのいい展開ではないのですが「人間の人生はここまで転落してしまうものなのか」と言うのをリアリティをもって描かれています。

反抗期のため若年で家出した結果、未熟な判断能力になってしまい判断結果が悉く裏目なってしまう。

一見「そういうことにはならんだろ」と思うような展開ですが、若年で家出していきなり働こうなどとなったわけで、その結果にも一定の説得力があります。


個人的に最後だけはあまり好きではなくて、片倉ひかりは最後救われない方がよりリアルなのではないかと思ったりもします。

ただ、辻村作品は最後バッドエンドにすることはほぼないのでこんなものかなぁと言う気がします。

ちなみに冒頭、人物のなりすましを感じさせる描写もありますが、辻村作品でそのようなトリックを使用したことは見たことないのでただのミスリードでした。

2026/10/03

辻村深月『かがみの孤城』ネタバレ含む

 


最近また読書をするようになりました。

辻村深月さんはデビュー当時よく読んでいたのですが、程なく読書そのものから離れていた期間が長くありここ15年位の作品は追えずにいました。

最近とある方と小説の話をする機会があり、久しぶりに読んでみようかなと思った次第です。

辻村深月さんの作品を一先ず10作品ほど読ませていただいたので順次感想をアップしていこうと思いますが、まずはこちらの作品の感想をアップさせていただきます。


こちらは辻村深月さんらしく物語の中心人物が中学生でちょっとファンタジーの混ざった作品。

デビュー作の『冷たい校舎の時は止まる』と似たテイストかな?と思いました。


本作の最大のトリックは城に集められた7人が「異なる時代の同じ中学校の在学生(一名除く)」と言う点だと思いますが、確かに読み返すとちょっとヒントになる描写もあって流石だなぁと思います。

辻村作品の好きな点の一つとして、殆どの作品が温かみのある終わり方をしていることがあるのですが、この作品も例にもれず希望を感じさせる良い終わり方をしています。

7人が全員繋がるわけではなく、AさんとBさん、CさんとDさんみたいにいくつかペアが出来るような感じになるのですが、繋がり方が凄く良かったです。


ちなみにこちらを読了した後劇場版も観ました。

原作読了済みだと脳内保管が強く働くので支障ないですが、原作読まずに観ると中々感情移入しづらそうですね。

2025/03/22

DUELLUM 2024-25 aw buying items

 


もう春ですがこのシーズンの購入物です。

DUELLUMは2023-24 awはリリースが無かったので2年ぶりの購入です。

■DUELLUM 2024-25 aw購入物
※★はSale購入物
※グレー字は現在は手放したもの

・DUE-Ⅶ-072-COT MELTON COAT(ブラック)

今回はメルトンコート一本勝負でいかせてもらいました。

過去のThe Viridi-anneを思い出させるデザインのメルトンコート。

これはシルエットも防寒性も文句なしで2日に1回位のペースで着用していました。


ステッチはもちろん赤。

この組み合わせは鉄板ですね。


DUELLUMも各種アイテム揃ってきたので買い足すものも減ってきましたが次のシーズンも気になるものが多いですね。

個人的にはニット類が気になるかな。