ダブル不倫をした役者の夫が行方不明になり、その相手(芸能人)は自殺。
残された妻と息子は不倫相手の芸能事務所に追われる身となり各地を転々と逃げる話。
逃げた各所の話はそれぞれ良い話だったりするのですが、肝心の何で逃げるのかって部分の描写が弱くて説得力に欠ける印象でした。
あと本作最大のトリックで「息子が父親の連絡先を知っている」と言うのがあるのですが(妻は知らない)、それなら息子はそんな行動とらんだろとか思う箇所がいくつかありますし、主人公である妻がよくある「物語の展開のために無理矢理アホにさせられた人」みたいな感じでとにかく全体の流れの説得力が弱く感じました。
先に書いた通り各地でのエピソード自体は良いものが多いので余計にこの骨組みに対する違和感は強かったですね。
各地を転々とする展開は『朝が来る』の片倉ひかりパートに近いものを感じましたが、リアリティは圧倒的にあちらが上だと思います。
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