前回の投稿でダイヤ帯はこれで頑張ると言った宝剣赤単。
ここでは何故駄目だったのか自分なりの感想を記載しておく。
比較用に自分がいつも使用している赤単を改めて挙げておく。
こちらは便宜上"スライ"と呼ぶことにする。
勝率で見ても明らかにスライの方が勝っている。
調整機関が違うというのももちろんあるが、それだけではないと思っている。
ここから、宝剣赤単に感じたことを記載していく。
●長所
1.クリーチャーサイズが大きめで盤面で勝負しやすい
《砕骨の巨人》や《鍛冶で鍛えられしアナックス》などパワー4以上を見込めるクリーチャーが多く、グルール等に対して盤面勝負がしやすい。スライの場合相手の《グルールの呪文砕き》や《探索する獣》を除去するのにカード2枚を使用するのはざらだが、こちらは1対1で済むことも多く、《砕骨の巨人》との交換ならむしろプラスだ。
2.宝剣での一発逆転が狙える
かなり不利な盤面でも宝剣1枚でひっくり返せる可能性があるというのは大きな利点だ。相手も宝剣の存在を意識する必要があるため、宝剣で死なないためにこちらに有利なブロックをしてくれることも多い。
●短所
1.まともなダメージソースがクリーチャーのみ
スゥルタイの立場に立った場合、こちらのダメージソースがクリーチャーのみというのはかなりリスクが低く、重めのアクションがとりやすい。返しで致命的なのはハゾレト位であり、リスクリターンで考えるとリターンの方が大きく、強気の行動に出やすい。
宝剣赤単側は《絶滅の契機》など全体除去をケアしながら展開する必要があるが、そうするとスゥルタイに時間を与えることになり、ウーロが間に合って終わるということも多い。スライなら火力を織り交ぜて多少クリーチャーを温存しながらでも削り切れる可能性が高く、宝剣赤単のやり辛さを感じた。
2.システムクリーチャーを除去できない
基本的に相手の盤面に干渉せずに宝剣を携えたクリーチャーを突っ込ませるデッキなので、サイズ勝負には強いがシステムクリーチャーにはほぼ干渉できない。サクリファイスの《波乱の悪魔》や《忘れられた神々の僧侶》しかり、パラドックスの《眷者の神童、キナン》や《湖に潜む者、エムリー》が最たる例だ。
ゴブリンの各種クリーチャーも同様である。
一応 《砕骨の巨人》はあるがそれだけではもちろん足りない。
このため、こちらが宝剣がない状態だと相手のシステム完成が間に合い負けてしまう。
●まとめ
長所もあるにはあるが、短所2つが自分には致命的であり、スゥルタイ・サクリファイス・ゴブリンと言った環境のトップデッキへの相性が改悪しているデッキを使い続ける気にはなれなかった。
グルールがトップメタなら宝剣赤単でも良いのかもしれないが、今の環境ならスライの方が良いと思っている。
宝剣赤単自体は使用していて楽しさはあるのでまたどこかのタイミングで調整するつもりではある。
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